紙飛行機の調整方法 (紙飛行機)

 飛行機を作ったあと、少し調整が必要かと思います。紙飛行機を真っ正面から見てみましょう。胴体が左右どちらかにねじれていないでしょうか?両方の翼が同じ厚さに作られているでしょうか?同じ角度で胴体についているでしょうか?
まっすぐに飛行機を飛ばしたかったら、空気は飛行機の両側を同じように通り抜けなければなりません。
 もう一回、真っ正面から見てチェックしてみてください。もし、左右ちがっていたら調整していきましょう。


翼断面を変える

へそ飛行機の翼断面は翼の中程にあるポケットの開き具合を変えることによって調整できます。(1)

1、充分な揚力を得られていますか?
多分、そんなに強く紙飛行機を投げていないかと思います。少し強く投げてみて主翼にかかる空気の速さを上げてみましょう。これだけでも揚力が増します。
もし充分なスピードをかけているとしたら、いよいよ翼断面を調節してみましょう。片方の手で方向舵(ラダー:rudder)を押さえ、もう一方の手で胴体を持ち上げます。こうすることによってポケットを大きく開き、主翼の前の方の翼断面を大きくすることができます。もし開けすぎたらまた翼を薄くおさえてみてください。ではもう一回テスト飛行・・・・・・・。

2、急上昇して失速・・・・・なんてなりませんか?
 翼のポケットを少なくしてやります。原因として前縁の翼断面が大きすぎ揚力が大きすぎることが考えられるからです。


エルボン(昇降蛇補助翼)を調整する。

1、機首が下がりすぎ、機体が急降下するようでしたら、エルボン(主翼の後ろ端)を少し上に折り曲げてください。こうすることにより機体の後ろが流れる空気によって押し下げられ、機首が下がりすぎるのを防ぐことができます。この調整により飛行機はとても遠くまで飛ぶことができるでしょう。

2、機首が上がりすぎ急上昇してそのあと急降下(失速)するようでしたら、エルボン(主翼の後ろ端)を少し下に折り曲げてください。こうすることにより機体の後ろが流れる空気によって押し上げられ、機首が上がりすぎるのを防ぐことができます。この調整は少しひかえめにしておきましょう。

エルボン:昇降蛇とエルロン(補助翼)を兼ねた働きをしますが、またフラップの役目も果たします。


参考文献(1)


2018年9月17日作
2018年9月17日最終更新

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